Playing With Counterspells 訳してみた (一旦保存)
2013年12月14日 TCG全般デッキができない現実逃避代わりに訳してみた。間違っていたらごめんなさい。
http://www.channelfireball.com/articles/countering-spells/
カウンター呪文(Counterspell)は、根本的にほかの呪文とは違う。カウンター呪文は何にでも対処できるけど、対処できるタイミングが限られている。たとえば、除去呪文と比べてみよう。対戦相手がクリーチャー呪文を唱えてきたときは、Lightning Boltをすぐさま唱える必要はない。タイミングを見計らって、それが脅威になった時に除去すればいい。一方、カウンター呪文の場合は、即座に対処する必要がある。カウンターできるタイミングを逃すと、二度とその呪文をカウンターできるタイミングは来ない。カウンターするかどうかの決断を、呪文が唱えられたときに下す必要がある - そのゲームがどのように推移するかはっきり分からないのに、だ。カウンター呪文を使うのが難しいのはこれが原因だ。今日の記事では、カウンター呪文をうまく使いこなすためのコツのようなものを書いてみたいと思う。
カウンター呪文を使う上で非常に難しいのが、今が使うべきタイミングかどうかを判断することだ。もちろん、相手の一番重要な呪文をカウンターしたいわけだけど、それが来るまで待つのにもリスクがある。カウンターを打つためにマナを立てておくということは、自分から呪文を唱えるチャンスを減らすということだからね。「この呪文を今カウンターして、次のターンでやっとフルタップの呪文をぶっぱなせる」なんてことも考えるよね。こういった状況で考えるべき大事な点が2つあるんだ。
カウンター呪文は、手札に残しておくほど価値が増す
カウンター呪文を手札に持っておくというのは、ただ単に呪文を打ち消せるというだけではなくて、安心にもつながる。手札にカウンター呪文があれば、相手の妨害を受けないという保証があるので、自由に動くことができる。相手のLightning Boltを打ち消せるというのは、ただ単にそれと1対1交換ができるだけでなく、ライフを3点以下まで減らしてもよくなるんだ。簡単な例を考えてみよう。
<例1>
自分のライフが7で、相手が4。相手が4/4のクリーチャーが攻撃してきて、自分の場には4/4のブロッカー、これまでのゲームで相手が火力を使うことを知っている状況としよう。カウンター呪文が手札になかったら、多分ブロックすることを選ぶだろう。攻撃を通すと残りライフ3で、火力圏内に入ってしまう。この状況で攻撃してくるということは、相手も何か策があるだろうし。
でも、もしここで手札に打ち消し呪文があれば、ダメージを受けるという選択ができる。相手が実際にLightning Boltを持っているかどうかに関係なく、「打ち消し」という対策をもっておくことでプレイの幅が広がる、というのが大事なんだ。
<例2>
すべてのリソース、例えばオーラを一つのクリーチャーに着けるという状況を考えてみよう。打ち消し呪文を持っていれば、それを実行できる。相手の対処策を打ち消せるからね。逆に打ち消しがなければ、リスクが大きすぎるのでオーラをつけるのをためらうだろう。相手が対処策を持っていないこと賭けてギャンブルするのは、リスクが大きすぎる。打ち消し呪文を持っているということは、相手の手札が分からないことからくるリスクを軽減し、選択肢を広げてくれる。
このように、打ち消し呪文を手札に持っておくことは、安心へとつながり、リスクを軽減してくれる。打ち消し呪文は、使わずに持っておく状態でも価値があるカードなんだ。打ち消せるという選択肢があることで、試合展開が安定し、選択肢が広がる。実際には打ち消しを唱えなかったけど、手札に持っていたおかげで勝った試合もある。打ち消しを持っていなければできない試合展開を選べたおかげだね。
皆さんは打ち消し呪文を早く使いすぎていると思う。その時に打ち消しを使ってしまうことで、後の展開が変わる可能性があることも考えて、本当に今使うかどうかを考えてみてほしいな。
打ち消し呪文は構えるためのマナを縛ってしまう
先ほどのポイントとは逆の視点の考えで、これが多分早い段階でも打ち消し呪文を使う理由だと思う(まぁ、ただ単に打ち消しがマストな呪文がとんでくるときもあるけど)。最初に話した通り、打ち消しはどんなものでも対処できるけど、唱えられたタイミングに構えている必要がある。それはつまり、自分からは動かずに、マナを立てておく必要があるということで、もし打ち消しを使わなかったら、そのマナは無駄になってしまう。
少し前の環境では、インスタントタイミングのアクションを増やすことで、この問題を緩和したデッキがあった。私のお気に入りはCounter Rebelで、とてもよくかみ合っていた。マナをたててターンを渡し、相手の動きによって打ち消しを唱えるか、Rebelカードをサーチしてくる、という動きだった。フェアリーも似た動きができた。相手が何かを唱えればRune Snagを唱え、何もしなければScion of Oonaを唱えて、マナを有効活用した。これらのデッキでは、マナを立てておかなければならず、打ち消しを唱えなかったときにマナが無駄になるという問題がうまく解消されている。
このように、(うまく問題に対処できるデッキはあるものの)打ち消し呪文をいつ使うべきかを考える上で、食い違った考え方が出てくる。長く手札に持っているほどその価値を享受できるが、構えておいて使われないマナも増えていく。では一体どのタイミングで使うべきなのか。これを考える上で、2つに分けて考えてみることにする "Late Game"での打ち消しと "Early Game"の打ち消しだ。
"Late Game Counterspells"
これは、デッキに含まれるカードでは対処できない呪文を打ち消すものだ。マナカーブ通りの展開を妨害するようなものではなくて、相手の強力なスペルの効果を発動させないためのものだ。例えば、リミテッドにおけるエレボスの鞭や静穏の天使を打ち消す。。これらの打消し呪文は、本当に使わなければならないとき以外は手元に置いておいた方がよい。
例えば、1枚のカードでそれまでのすべてが覆るようなカードの打消しは必須となる。エスパーミラーにおける霊異種や、ラクドスリターン。これらのカードは解決されてしまうと、これまでのアドバンテージが瞬時に覆ってしまう。
マナ加速デッキを相手にして、相手のマナが潤沢にあるときは、どの呪文を打ち消すかの選択は慎重にした方がよい。本当の脅威を打ち消すようにしなければならない。
自分のデッキに入っている打消し呪文が少ない時も、当然どの呪文を打ち消すかの選択が重要になってくる。
http://www.channelfireball.com/articles/countering-spells/
カウンター呪文(Counterspell)は、根本的にほかの呪文とは違う。カウンター呪文は何にでも対処できるけど、対処できるタイミングが限られている。たとえば、除去呪文と比べてみよう。対戦相手がクリーチャー呪文を唱えてきたときは、Lightning Boltをすぐさま唱える必要はない。タイミングを見計らって、それが脅威になった時に除去すればいい。一方、カウンター呪文の場合は、即座に対処する必要がある。カウンターできるタイミングを逃すと、二度とその呪文をカウンターできるタイミングは来ない。カウンターするかどうかの決断を、呪文が唱えられたときに下す必要がある - そのゲームがどのように推移するかはっきり分からないのに、だ。カウンター呪文を使うのが難しいのはこれが原因だ。今日の記事では、カウンター呪文をうまく使いこなすためのコツのようなものを書いてみたいと思う。
カウンター呪文を使う上で非常に難しいのが、今が使うべきタイミングかどうかを判断することだ。もちろん、相手の一番重要な呪文をカウンターしたいわけだけど、それが来るまで待つのにもリスクがある。カウンターを打つためにマナを立てておくということは、自分から呪文を唱えるチャンスを減らすということだからね。「この呪文を今カウンターして、次のターンでやっとフルタップの呪文をぶっぱなせる」なんてことも考えるよね。こういった状況で考えるべき大事な点が2つあるんだ。
カウンター呪文は、手札に残しておくほど価値が増す
カウンター呪文を手札に持っておくというのは、ただ単に呪文を打ち消せるというだけではなくて、安心にもつながる。手札にカウンター呪文があれば、相手の妨害を受けないという保証があるので、自由に動くことができる。相手のLightning Boltを打ち消せるというのは、ただ単にそれと1対1交換ができるだけでなく、ライフを3点以下まで減らしてもよくなるんだ。簡単な例を考えてみよう。
<例1>
自分のライフが7で、相手が4。相手が4/4のクリーチャーが攻撃してきて、自分の場には4/4のブロッカー、これまでのゲームで相手が火力を使うことを知っている状況としよう。カウンター呪文が手札になかったら、多分ブロックすることを選ぶだろう。攻撃を通すと残りライフ3で、火力圏内に入ってしまう。この状況で攻撃してくるということは、相手も何か策があるだろうし。
でも、もしここで手札に打ち消し呪文があれば、ダメージを受けるという選択ができる。相手が実際にLightning Boltを持っているかどうかに関係なく、「打ち消し」という対策をもっておくことでプレイの幅が広がる、というのが大事なんだ。
<例2>
すべてのリソース、例えばオーラを一つのクリーチャーに着けるという状況を考えてみよう。打ち消し呪文を持っていれば、それを実行できる。相手の対処策を打ち消せるからね。逆に打ち消しがなければ、リスクが大きすぎるのでオーラをつけるのをためらうだろう。相手が対処策を持っていないこと賭けてギャンブルするのは、リスクが大きすぎる。打ち消し呪文を持っているということは、相手の手札が分からないことからくるリスクを軽減し、選択肢を広げてくれる。
このように、打ち消し呪文を手札に持っておくことは、安心へとつながり、リスクを軽減してくれる。打ち消し呪文は、使わずに持っておく状態でも価値があるカードなんだ。打ち消せるという選択肢があることで、試合展開が安定し、選択肢が広がる。実際には打ち消しを唱えなかったけど、手札に持っていたおかげで勝った試合もある。打ち消しを持っていなければできない試合展開を選べたおかげだね。
皆さんは打ち消し呪文を早く使いすぎていると思う。その時に打ち消しを使ってしまうことで、後の展開が変わる可能性があることも考えて、本当に今使うかどうかを考えてみてほしいな。
打ち消し呪文は構えるためのマナを縛ってしまう
先ほどのポイントとは逆の視点の考えで、これが多分早い段階でも打ち消し呪文を使う理由だと思う(まぁ、ただ単に打ち消しがマストな呪文がとんでくるときもあるけど)。最初に話した通り、打ち消しはどんなものでも対処できるけど、唱えられたタイミングに構えている必要がある。それはつまり、自分からは動かずに、マナを立てておく必要があるということで、もし打ち消しを使わなかったら、そのマナは無駄になってしまう。
少し前の環境では、インスタントタイミングのアクションを増やすことで、この問題を緩和したデッキがあった。私のお気に入りはCounter Rebelで、とてもよくかみ合っていた。マナをたててターンを渡し、相手の動きによって打ち消しを唱えるか、Rebelカードをサーチしてくる、という動きだった。フェアリーも似た動きができた。相手が何かを唱えればRune Snagを唱え、何もしなければScion of Oonaを唱えて、マナを有効活用した。これらのデッキでは、マナを立てておかなければならず、打ち消しを唱えなかったときにマナが無駄になるという問題がうまく解消されている。
このように、(うまく問題に対処できるデッキはあるものの)打ち消し呪文をいつ使うべきかを考える上で、食い違った考え方が出てくる。長く手札に持っているほどその価値を享受できるが、構えておいて使われないマナも増えていく。では一体どのタイミングで使うべきなのか。これを考える上で、2つに分けて考えてみることにする "Late Game"での打ち消しと "Early Game"の打ち消しだ。
"Late Game Counterspells"
これは、デッキに含まれるカードでは対処できない呪文を打ち消すものだ。マナカーブ通りの展開を妨害するようなものではなくて、相手の強力なスペルの効果を発動させないためのものだ。例えば、リミテッドにおけるエレボスの鞭や静穏の天使を打ち消す。。これらの打消し呪文は、本当に使わなければならないとき以外は手元に置いておいた方がよい。
例えば、1枚のカードでそれまでのすべてが覆るようなカードの打消しは必須となる。エスパーミラーにおける霊異種や、ラクドスリターン。これらのカードは解決されてしまうと、これまでのアドバンテージが瞬時に覆ってしまう。
マナ加速デッキを相手にして、相手のマナが潤沢にあるときは、どの呪文を打ち消すかの選択は慎重にした方がよい。本当の脅威を打ち消すようにしなければならない。
自分のデッキに入っている打消し呪文が少ない時も、当然どの呪文を打ち消すかの選択が重要になってくる。
コメント